TALONの開発手法

TALONは”なに”を”どうやって”開発する為の製品なのか

当ページではそもそもTALONが何をどのように開発する為の製品なのか、どのような状況で威力を発揮するかといった情報を提供します。

「データ・情報」中心主義

TALONは業務システムを高速・ローコードで開発する為に生まれた製品です。製品の根幹にある考えは「データ・情報を中心に据えたシステムを高速・ローコードで開発する」です。TALONを開発したメンバーは長年様々な企業向けの業務システムの開発を実施してきて、この考えにたどり着きました。そのため、データ構造の形(データベースモデル)が顧客にとって最適な形を取ることが出来たら、その後のシステム開発は超高速・ローコードで行う事が出来ます。

データベースモデルは業種や企業ごとに最適な形は違いますが、データベースモデルが確立した後の開発のプロセスは非常に類似した行為が多いという点に着目しています(その証拠に開発フェーズは人月ビジネスなどと言われるスキルを重視しない人海戦術で行う事が多いのではないでしょうか。近年はオフショアしてさらに低単価での人海戦術化が進んでいます)。そして、その類似部分は共通化した設定として用意して置き、開発者が簡単な設定を行うだけで実装が完了するという仕組みになっています。

これらの考えにより、TALONではデータベース構造を何より重視します。さらに、データベースを操作する際に利用するSQLについての最低限の知識が開発にはある程度必要になります。この中でも一番基本となる、データを抽出する仕組み(SELECT構文)の知識が必須となります。この、データベース構造を重視した結果生まれたのがブロックシステムです。

かつては業務システムと言えば1つのRDBMSに対してモノシリックなシステムを作るのが普通でしたが、近年はクラウドサービスの台頭などにより、複数のシステムを組み合わせて使う、さらにデータもRDBMSだけではなくNoSQLやクラウドサービスに格納されたデータなど様々になっています。TALONではこれらのあらゆるデータ(150種類以上のDB・NoSQL・クラウド)をSQLのSELECT構文を用いて扱うという製品になっています。

開発に最低限必要なスキル
SQLのSELECT構文を知っている。
データベースモデルを作ることが出来る、
または既存システムやクラウドを利用する場合はデータ構造を理解している。
開発に向いているシステムの種類
データベースが必要なシステムの構築
(複雑な構造のデータベースモデルでも対応可能)
すでに存在している社内システムやパッケージ、
クラウドサービスのデータを活用したシステムの構築
(複数のシステムに点在しているデータを同時に扱うことが可能)
IoTデータなどをリアルタイムに扱い可視化し、
かつ、それらの情報を加工して分析するシステムの構築

TALONが得意な開発、不得意な開発

TALONはあらゆる業務システムを簡単に作ることが出来るわけではありません。TALONが(他社製品などと比較して相対的に)不得意とするシステム開発も存在します。ここでは得意・不得意という視点で説明をします。

●開発規模別のカテゴリー    

上記の図にあるカテゴリの内、TALONが最も不得意とするのは実は小規模開発のカテゴリーになります。これは、Web画面で項目の設定だけ行えば誰でも簡単にシステムが作れるといった製品が世の中にいくつか存在しています。TALONにもかんたん開発モードがあり、ある程度簡単に作ることは可能ですが、これらの製品と比べるとやはりデータ構造を意識して作っていくという製品の性質上、多少難易度は上がります。そのため小規模開発を簡単に作成するという目的の為だけにTALONを導入するのはあまりお勧めしていません。(複数のシステムを作る中で小規模な物が含まれるようなケースは除きます)TALONが得意としているのは中規模開発と大規模開発のカテゴリーになります。小規模開発と中規模開発を分けている物は、データベース構造を意識する・しないの違いです。大規模開発の全社システムになると、さすがにプログラムコード無しで完成させるのは現実的には困難になりますので、TALONのプログラム埋め込み機能などで補完しながら開発を行う事が可能です。中規模開発はルールエンジン機能を使う事でノンプログラミングでの開発が可能です。詳しくは以下のページをご覧ください。


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