TALON導入事例-積水ポリマテック様-

管理本部 システム運用課の森山啓部長代理

色々な課題を解決する
ツールとしての
可能性を感じた

TALON導入事例-積水ポリマテック様-

※インタビュー実行はTALONの導入から4ヶ月後の2015年2月。
2020年現在、300機能以上を構築して運用中。

積水ポリマテック株式会社様は、ポリマー素材からエレクトロニクスパーツを作り上げる技術をコアに様々な分野にポリマー加工製品を提供しており 世界4か国に工場を持ち、世界市場に対してグローバルに展開している。
2014年10月、同社では社内のシステム開発ツールとして「TALON」を導入した。今回、TALON導入のいきさつや、導入した効果などについて、 管理本部 システム運用課の森山啓部長代理にお話を伺った。

CASE STUDY

インタビューINTERVIEW

今回、TALONを導入した目的を教えてください。

社内の基幹システムの老朽化/保守切れ等で、次期システム(ERP)の導入を検討していました。その際、現行基幹システムの過去情報の保管に悩みました。その中で簡単なデータベースと、Webでの検索が出来る機能を探していました。

導入してからどのようなシステムを構築してきたか教えてください。

次期システム導入時の過去データの仕組みをどう管理するかという事で動いていましたが、 導入開始は2016年1月からの予定で、現行システムはまだ動いているため、 あわてて現行システムを検索する仕組みを作る必要はありませんでした。
そこで、次期システムの要件に入っていない仕組みを構築していくことにしました。 初めにグループ連結の利益計画を策定する仕組みを作ってみました。
こちらはおかげさまで財務情報から各拠点のデータを集めた情報を入力し、表示する仕組みとして1ヶ月位で使えるようになりました。

次に営業の販売計画を作りました。さらに、販売計画から受注が決まれば設計作業に入ります。 設計作業から量産体制に入るまでのデザインレビューと言われる予定の管理システムも作りました。他には現在試作的に品質検査の仕組みを作りました。
こちらは製造指示番号を入れて、指示番号に対する不良項目を表示させて、検査員が数字を入れて記録を取るシステムです。システム自体は2-3週間で完成しましたが、運用をさせるために部品ごとの不良項目などの情報をマスタ化する作業を行っており、準備が出来次第、運用を開始する予定になっています。
さらにこの先、生産の各種進捗管理をモバイルで実現するシステムを構築する予定です。

TALONでのシステム構築は思っていた通りに進んだか教えてください。

システム自体は簡単でしたね。データベースのSELECT文がイメージできれば、2時間程度でテーブル作成⇒画面構築⇒処理実装までの作業を完了できました。
また、設計時に単票形式を採用していても、あとで「表形式の方が便利だ。」となり、設計変更する場合も一瞬で変更できました。検索子画面等の共有利用も簡単でした。

TALON導入を決定した決め手を教えてください。

製造業のシステム部門としては正直な所、Javaや.Netのような言語に対する開発技術力は少ないです。スマホやタブレットなどが現場で使えそうだと思うのですが、そのアプリケーションを提供するスキルが少なく、それらの仕組みを作る為のセキュリティーなどの意識も低いので、基本的にはベンダーに頼まざるを得ない状況でした。そうすると非常に高額な仕組みになってしまい、やりたいことはExcelの業務を軽減したいというシンプルな内容でありながらも、費用感から見ると費用対効果が出づらいという苦しみがありました。

そこで手軽な仕組み、ただしAccessだとローカル管理で属人化してしまうので、Webシステムベースの開発を簡易にやりたいと思っていた時にTALONが面白そうだぞ、というのがファーストインプレッションですね。TALONは必要スキルがSQLの知識に特化していて、社内メンバーの習熟度も読めたと言うのもあります。

ファーストインプレッションから購入決定までに何かありましたか。

なかったですね。
製造業のシステム部門として経営陣に購入申請をあげる際には、ベンダー任せで1000~2000万の規模になるとそれは大変な稟議が必要で、定量、定性的な評価が求められます。そこから逃れられたのはTALONが比較的安いからというのがあります。価格的にちょっと使ってみようと言える手軽さがありました。

あとはWebの知識が不要でSQLの知識だけで利用できるというのが非常に良かったです。SQLの知識を持っているメンバーは結構いましたので、この特化したスタイルが我々には非常にマッチしました。

導入時に考えていた目標の達成度はいかがでしょうか。

社内の改善要求に終わりが無いため、達成って表現が難しいですね。ただ、試験導入後、順番にプログラムリリースを終了し着実に利用者のすそ野を広げており、無くてはならない仕組みに成長しつつあります。

今後の構想を教えてください。

次期システムにはユーザーライセンスの概念があり、費用的にも全員に次期システムを使わせるわけにいかない状況です。次期システムの照会機能などはTALONのシステムにあずけて、コアな部分を次期システムに任せるというようなバランス作りを来年以降目指していく予定です。

TALONによるシステム構築で、パッケージ導入やスクラッチ開発との違いがあれば教えてください。

スクラッチで開発すること自体がもはやOSやブラウザのバージョンアップについていけないと感じています。バージョンアップに追随していく為にベンダーに依頼した仕組みで保守の中で生きていかないといけないと感じつつ、それがまた費用高に繋がってしまうと感じています。スクラッチ開発は体力的に厳しく、パッケージはマイグレーション費用が高いという所でしょうか。TALONがバージョンアップ対応を続けていってもらうと、我々がSQLで作った仕組みは永年利用できると判断しています。

TALONを導入して使ってみたうえで良かったと感じたところがあれば教えてください。

アウトプットのイメージが出来ていて、そのイメージを複数のテーブルから導き出すことが可能ならばTALON上に表現できない事は無いので、それは素晴らしい長所だと思います。もう一つ言えるのはアウトプットの情報をイメージする事がユーザと設計者と開発者で共有できる事です。あるアウトプット帳票が欲しいとユーザが要望した際に、どのデータを入力すれば出力が可能かすぐに共有できます。その瞬間からシステムの完成まではSQLを作れば良いだけなのであっという間に出来てしまいます。

また、TALONにも出来ないことが色々とあるので、単純なスクラッチ開発と違ってユーザが、 これはできないんだなという事を理解して貰えるのも打ち合わせや設計時間の短縮に繋がっています。 通常はどういう物が作りたいか分からない為に要件定義や概要設計などの設計を実施しないとシステムは作れないですが、TALONでは設計がいらないので、ユーザからこういうことをしたいという要望が出たら、 そのままTALONで出来るかを判断し、仮に出来ないとなったら、いくつかに切り分けを行い、 TALONで別のマスタの入力画面を作って、別の画面からデータ出力をしましょうというような流れになります。そういった作業をリアルタイムに進めていくことが出来ます。

きちっとしたつもりの設計書を書いても、設計思想と開発結果が微妙に異なる事(いわゆる手戻り)があり、設計書の標準化等、悩み続けていましたが、TALONの使い方を設計者と開発者が共有していれば、漫画絵を共有する事でプログラム開発を進められました。 まあ、私の指示が乱暴なのかもしれませんが(笑い)

最後に今後TALONに期待する事を教えてください。

より付加価値の高い製品を目指し続けてください。また、製品を存続させてバージョンアップさせ続けるというのは導入企業としては一番重要に感じている所ですので責任を持って製品を販売、メンテナンスし続けてください。

インタビューは以上になります。

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